人気のロシア猫種

2024/02/15 09:00

ロシアといえば、ウォッカ、ボルシチ、マトリョーシカ人形、玉ねぎの形をした教会や歴史的建造物が有名かもしれないが、世界でも最も美しくユニークな姿をした飼い猫を生み出した国でもある。もしあなたが猫好きなら、ロシア原産の猫種をチェックしてみるのもいいだろう：

1.ロシアンブルー

ロシアンブルーの名前は、その銀青色または灰青色の被毛に由来する。ロシア北西部のアルハンゲリスクが原産地とされる自然発生品種である。

最も人気のある猫種のひとつであるロシアンブルーは、他の飼い猫同様、おとなしく、控えめで、好奇心旺盛です。しかし、時には遊び好きで、特に人間の主人には愛情深く忠実です。ロシアンブルーのもうひとつの特徴は、訓練しやすいことである。

2.シベリア猫

シベリア猫の長く密生した被毛は、極寒の雪の多い気候に適応する。被毛は手触りが良いが、それ以外は光沢があるため、毛玉になりにくい。シベリア猫の被毛は低アレルギー性であるため、アレルギーに悩まされているペット愛好家は、シベリア猫を飼うことを楽しめるだろう。魅力的で繊細な外見とは裏腹に、シベリアン猫は丈夫な動物である。

シベリアン・フォレスト・キャットやモスクワ・セミ・ロングヘアなど、いくつかの別名がある。ロシアンブルーと同様、シベリア猫も自然発生した品種である。その昔、この品種はウズベキスタンのブハラという都市が原産地で、後にモスクワに持ち込まれたと考えられていたため、「ブハルスキー」と呼ばれていた。

3.ドンスコイ

ドンスコイあるいはドン・スフィンクスは、スフィンクス猫に似た、現在世界で人気のヘアレス猫種のひとつである（ただし、この2種は近縁種ではない）。ドンスコイ・キャットは1986年か1987年にロストフ・オン・ドン市でエレナ・コヴァレヴァという女性によって発見された。

コヴァレヴァはそのかわいそうな子猫を保護したとき、ほとんど禿げてしまっているのを発見した。彼女は、もしかしたら少年たちの虐待のせいで毛がほとんど抜け落ちてしまったのかもしれないと思った。コバレワは子猫を家に連れて帰り、健康な状態に戻して毛が生えるように看護することにした。彼女は子猫にヴァヴァラと名付けた。

しかし、それでもヴァヴァラの抜け毛は増え続け、1ヵ月も経たないうちに完全に毛が抜け落ちてしまった。その後、ヴァヴァラが自分の子猫を産んだとき、ほとんど毛のない子猫もいた。ヴァヴァラの毛のない子猫が、現在のドンスコイ・キャットの祖先だと考えられている。

ドンスコイの毛がまったくないのは、優性遺伝子の突然変異によるものだと考えられている。

4.ピーターバルド

ピーターバルド・スフィンクスとしても知られるピーターバルドもまた、毛のないロシア猫である。ドンスコイとシャムを実験的に交配させた結果、ドンスコイの無毛の特徴と、シャムやオリエンタル・ショートヘアの体型、頭、目の形を残した猫種となった。

ピーターバルドは一般に愛情深く、温和な猫で、知的でエネルギッシュでもある。子供や他のペットとも仲良くできる。

5.クリリアン・ボブテイル

この美しい猫も自然界に存在する猫種で、現在ロシアと日本の間で係争中の千島列島に起源を持つ。クリリアン・ボブテイルには長毛種と短毛種がいるが、常に「ポンポン」のようなふわふわの尻尾を持っている。

クリリアンは、水の中にいても平気な珍しい猫種のひとつである。実際、この猫は泳ぎが得意で、生まれつき水と親和性があるため、大好物のサーモンのような魚を狩ったり捕まえたりすることができる。

6.ネフスカヤ・マスカラドナ

鮮やかな青い目と長い毛を持つこの美しい猫はシベリアン・ヴァージョンである。ネフスカヤ・マスカラドナの外見、特に目の部分が仮面をつけた猫に似ていることから、マスカラドナと名づけられた。

7.ウラルレックス

ウラル・レックスの原産地は戦前にさかのぼるが、第二次世界大戦後、その数は大幅に減少した。社交的な猫として、この品種は人のそばにいるのが大好きで、子供も喜ぶ。性格はおとなしく、バランスが取れており、体格はかなり頑丈でしっかりしている。

8.メコン・ボブテール

シャムの祖先であるメコン・ボブテールは、1884年に初めてヨーロッパに輸入され、20世紀にはロシアに渡った。この犬種は、中型の運動能力の高い体、長い足、青い楕円形の目を持っています。寿命は15～18年で、成犬のボブテイルの体重は8～10ポンドになります。性格はおとなしいが遊び好きで、知性があり、友好的で従順なことで知られている。遊び好きな性格なので、幸せで夢中になるためには、仲間やおもちゃ、ゲームが必要である。